リード獲得とは? 効果的な方法20選やツールの活用法、成功事例を紹介
営業におけるリードとは、見込み顧客のことです。つまり営業における「リード獲得」とは、自社商材に興味関心のある見込み顧客を獲得することを指します。
リードの獲得は、企業が売上を継続的に確保するために重要です。しかし効果的な獲得方法がわからず、お困りの営業担当者も多いでしょう。
そこで本記事では、リード獲得に効果的な方法を20個紹介します。リード獲得の成功率を上げるポイントや、役立つITツールなども紹介しますので、ぜひ貴社の営業活動にお役立てください。
目次[非表示]
- 1.リード獲得の目的と重要性
- 1.1.営業におけるリードとは?
- 1.2.リードを獲得する目的
- 2.リード獲得から顧客化までの流れ
- 2.1.リードジェネレーション|見込み顧客の獲得
- 2.2.リードマネジメント|見込み顧客の管理
- 2.3.リードナーチャリング|顧客関係の育成
- 2.4.リードクオリフィケーション|顧客の選別
- 3.リード獲得の方法|オフライン施策10選
- 3.1.展示会
- 3.2.セミナー
- 3.3.テレアポ
- 3.4.ダイレクトメール
- 3.5.飛び込み営業
- 3.6.テレビ広告
- 3.7.新聞・雑誌の広告
- 3.8.交通機関の広告
- 3.9.エレベーター広告
- 3.10.看板などの屋外広告
- 4.リード獲得の方法|オンライン施策10選
- 4.1.ホワイトペーパー
- 4.2.リスティング広告
- 4.3.SNS広告
- 4.4.動画広告
- 4.5.ディスプレイ広告
- 4.6.オウンドメディア
- 4.7.ウェビナー
- 4.8.プレリリース
- 4.9.メルマガ配信・メール広告
- 4.10.Webメディアへの広告掲載
- 5.リード獲得の成功率を上げるポイント
- 5.1.リード獲得のKPIを設定する
- 5.2.自社のターゲットを明確にする
- 5.3.リード獲得単価に配慮して施策を決める
- 5.4.営業部門とマーケティング部門の連携体制を整える
- 6.リード獲得に役立つITツールと活用法
- 6.1.MA|マーケティング支援システム
- 6.2.SFA|営業支援システム
- 6.3.CRM|顧客管理システム
- 7.リード獲得の成功事例
- 8.まとめ
リード獲得の目的と重要性
まずは、企業がリードを獲得する目的や重要性を解説します。リードについて理解を深めましょう。
営業におけるリードとは?
営業におけるリードとは、見込み顧客のことです。主に、自社商材に興味関心があり、Webサイトの閲覧や資料請求など何らかの形で接点があるものの、まだ購入や契約に至っていない初期段階の見込み顧客を指します。
また、営業における「リード獲得」とは、自社商材の見込み顧客を獲得することです。獲得したリードは、購買意欲の段階に応じて「コールドリード・ウォームリード・ホットリード」に分類されます。各リードに適したアプローチを実施することが重要です。
リードを獲得する目的
企業がリードを獲得する主な目的は、新規顧客を増やして継続的に売上を確保することです。商品を知ったすべての人々がリピーターになってくれるわけではないため、継続的に売上を確保するには、新規リードを獲得し続けて購買意欲を高め、成約へと導くマーケティング活動が必要となります。
リード獲得から顧客化までの流れ
続いて、リード獲得から本格的に顧客化するまでの流れを解説します。新規のリード獲得から、実際に購入へ至るまでの流れを把握しておきましょう。
リードジェネレーション|見込み顧客の獲得
見込み顧客(リード)を獲得するために行なう一連のマーケティング活動をリードジェネレーションといいます。リードジェネレーションには、以下のような方法が挙げられます。
Web広告の出稿
インサイドセールスの実施
セミナーやウェビナーの開催
展示会などイベントへの出展 など……
なお、リードジェネレーションについては、以下の記事でも解説しています。ご興味のある方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
▼リードジェネレーションとは?施策の効果を高める3つのポイント
https://sales.en-sx.com/column/15
リードマネジメント|見込み顧客の管理
リードマネジメントとは、獲得した見込み顧客を管理することです。見込み顧客の属性や購買行動の履歴といった情報を整理し、マーケティング活動に活用できるよう管理します。
リードマネジメントには、MA(マーケティング・オートメーション・ツール)やCRM(顧客関係管理ツール)などのITツールを使うのがおすすめです。
顧客状況の一元管理が可能であり、社内で情報を共有できるため、「自社商材の契約条件に適したリードがどの程度あるか」を把握しやすくなります。
リードナーチャリング|顧客関係の育成
獲得したリードを継続的にフォローアップし、顧客関係を育成して商談へつなげる取り組みをリードナーチャリングといいます。見込み顧客の購買意欲を高めるため、リードナーチャリングでは、主に以下のような施策を行ないます。
定期的なメールマガジンの配信
定期的なダイレクトメール(手紙)の郵送
期間限定の優待キャンペーンの実施
期間限定の無料体験キャンペーンの実施 など……
また、電話やWeb会議ツールを活用し、オンライン上でリードナーチャリングを行なうケースもあります。オンライン上で行なう営業活動は、インサイドセールスと呼ばれ、移動費などのコストを削減しながら効率的に顧客へアプローチできる手法として、注目を集めています。
インサイドセールスにおけるリードナーチャリングについて、より詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
▼インサイドセールスにおけるリードナーチャリングとは?すぐに分かるメリットや実施方法!
https://sales.en-sx.com/column/5
リードクオリフィケーション|顧客の選別
リードクオリフィケーションとは、リードナーチャリングで購買意欲を高めたのちに、より成約の可能性が高い見込み顧客を選別・抽出することです。リードクオリフィケーションでは自社で定めた基準をもとに、顧客を以下のような段階別に分類します。
将来的な成約に向けてフォローを継続すべき顧客
成約の可能性が低いため、労力をかけるべきでない顧客
成約へつながる可能性が高いため、すぐにアプローチすべき顧客
顧客を段階別に分類し、より成約の可能性が高い顧客層を抽出したら、営業担当者がさらにアプローチをかけて商談へとつなげます。商談を成功させるためには、顧客の購買意欲の度合いを正確に見極め、適切にアプローチすることが大切です。
リード獲得の方法|オフライン施策10選
前項で説明したように、リード獲得から成約までには多くの時間と労力がかかります。継続的に売上をアップさせるためには、効果的な施策を実行して、新規リードを効率よく獲得する必要があるといえるでしょう。
ここからは、リードを獲得するための具体的な施策を20個紹介します。まずは、オフラインで行なう施策を10個紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
展示会
展示会などのイベントに出展し、自社のブースで商品やサービスなどをアピールすると、リード獲得につながる可能性があります。ブース内で商品の体験会やデモンストレーションを行ない、新規リードを創出しましょう。
商品やサービスの知名度が低く、自社だけでイベントを開催して集客するのが難しい状態であっても、展示会に出展すればイベント自体の知名度を活かして集客できる可能性があります。
セミナー
セミナーを開催し、参加者を見込み顧客化する手法も効果的です。自社商材に関係するテーマのセミナーを開催すれば、その分野に興味関心のある人を呼び込むことができます。
また、セミナーの参加方法を事前登録制にしておくと、見込み顧客の電話番号・メールアドレス・住所・氏名などの個人情報を正確に入手できるため、追加のアプローチをかけやすくなります
テレアポ
テレアポは、テレフォンアポインターの略。電話営業によって、商談や面談のアポイントを獲得する手法を指します。テレアポのもっとも大きなメリットは、電話で見込み顧客と直接コミュニケーションを取れることです。
たとえばBtoB営業の場合は、自社商材と親和性の高そうな企業を探して電話をかけ、担当者へ直接アプローチをかけられます。テレアポは架電リストの抽出など手間もかかりますが、見込み顧客とファーストコンタクトを取る手段として、多くの企業から活用されています。
「自社にテレアポを実行するリソースがない」「テレアポのノウハウが不足している」という場合は、テレアポ代行サービスを頼るのも効果的です。テレアポ代行サービスについては、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
▼テレアポ代行とは|メリットや選び方、おすすめの営業代行サービスを紹介
https://sales.en-sx.com/column/tele-appointment-service-business
ダイレクトメール
ダイレクトメールは、自社商材のターゲットへ手紙やハガキなどを郵送して接点をつくるマーケティング施策です。たとえば自社のハウスリストに、期間限定のキャンペーンなどを紹介するダイレクトメールを送ることで、新たな接点を生み出します。
ダイレクトメールは手紙施策とも呼ばれ、非対面手法で営業を行なうインサイドセールスでも多用されています。BtoB営業の場合は、企業の上層部へアプローチする手段としても有効なので、実施を検討するとよいでしょう。
インサイドセールスの手紙施策については、以下の記事で詳しく解説しています。手紙の活用手順や成功させるノウハウなどを説明していますので、ぜひご覧ください。
▼インサイドセールスの手紙施策でアポイントを獲得する手順とノウハウ
https://sales.en-sx.com/column/inside-sales-letter
飛び込み営業
飛び込み営業は、商談や面談のアポイントを取らずに見込み顧客のもとへ出向き、自社商材をアピールする営業手法です。その場で見込み顧客と直接話し、名刺交換などをすることにより、顧客情報を入手できます。
ただし、飛び込み営業をするタイミングや提案の仕方によっては、相手の迷惑になってしまい、顧客関係の悪化につながる可能性があります。相手のスケジュールやニーズを見極め、適切にアプローチする高度なスキルが必要です。
テレビ広告
番組の合間にCMを流すテレビ広告も、マーケティング施策のひとつです。テレビ広告は番組を視聴している不特定多数の人々に、自社商材の情報を届けられます。
ただし、テレビ広告を流すにあたり高額な費用がかかるため、多くの企業にとって乱発するのは難しいでしょう。自社商材と親和性の高い客層が視聴していそうな時間帯や番組を見極め、適切なタイミングで広告を流す必要があります。
新聞・雑誌の広告
新聞・雑誌・フリーペーパーなど紙のメディアにも、さまざまな広告枠があります。掲載するメディアの種類や広告の大きさ、配布エリアなどによって費用が変わるので、予算に配慮して利用するとよいでしょう。
なお、新聞は中高年層へ自社情報を届けたい場合におすすめです。雑誌に広告を掲載する場合は、自社商材に適したテーマを取り扱っている雑誌を調査して掲載すると、リードを獲得しやすいでしょう。
交通機関の広告
電車・バス・タクシー・駅などの交通機関に掲示される広告も、リード獲得に効果的です。近年は紙製の広告を掲示するだけでなく、モニターで映像を流せる交通機関も多くあります。交通機関のユーザーに対し、提供できる情報量が増えているといえるでしょう。
交通機関の広告は、特定のエリアにお住いの人々や、特定のエリアで働いている人々へ情報提供しやすいメリットがあります。その交通機関を利用している間は、広告を繰り返し見てもらえるため、興味喚起につながるでしょう。
エレベーター広告
近年、エレベーターの壁面や、エレベーターホールにデジタルサイネージが設置され、広告を流せるようになっているケースがあります。エレベーター広告は、主に商業施設やオフィスビルなどに設置されているので、施設の利用者へ商材をアピールすることが可能です。
また、エレベーター内では電波状況が悪くスマホが圏外になりやすいため、利用者の目が自然と広告に向く確率が高くなります。自社商材の情報を見てもらいやすい点も、エレベーター広告のメリットといえるでしょう。
看板などの屋外広告
街を歩いているとよく見かける屋外広告には、以下のように多くの種類があります。
路上看板
電柱広告
屋外ビジョン
ロードサイン
ビルの壁面看板
街路灯フラッグ広告
屋外ネットワークボード など……
近年では昔ながらの看板だけでなく、多くの情報を同時に伝えられるデジタルサイネージが増えています。短時間に提供できる情報量が増えているので、信号待ちの間などで広告を見て、自社商材に興味を持ってもらえる可能性があります。
また、屋外広告を実店舗の近くで掲出すると、来店促進につながる可能性もあります。屋外広告は昔からよくある手法ですが、現在もリード獲得の手段として有効といえるでしょう。
リード獲得の方法|オンライン施策10選
続いて、リード獲得に効果的なオンライン施策を10個紹介します。リードを効率よく獲得するには、複数の施策を組み合わせて実行するのがおすすめです。
ホワイトペーパー
ホワイトペーパーは、主にBtoB営業のリード獲得施策としてよく使われている手法です。企業の課題解決につながるノウハウを資料にまとめてWeb上で訴求し、興味を持った見込み顧客が、無料ダウンロードできるようにしておく施策を指します。
なお、ホワイトペーパーを無料ダウンロードするときは、企業名・部署名・担当者名・電話番号・メールアドレスなどの顧客情報を入力してもらいます。
つまり、見込み顧客としては課題解決につながるノウハウを入手でき、営業する側としては見込み顧客の正確な情報が入手できるというWin-Winな施策であるといえます。
リスティング広告
リスティング広告とは、Googleやbing、Yahoo!Japanなどの検索エンジンで何らかのキーワードを検索した際、結果ページの上位に表示されるテキスト広告のことです。
Googleでは検索結果ページに表示されたWebサイトが、広告であるか否かをユーザーが判別できるようにするため、リスティング広告には「スポンサー」という文言が表示されています。
リスティング広告は「●●を知りたい」「●●を使いたい」など、検索キーワードに興味関心があるユーザーに対して自社の情報を届けられます。自社商材と関連性のあるキーワードが検索された際に、リスティング広告を表示させれば、確度が高いリードを獲得できるでしょう。
SNS広告
SNS広告は多くの場合、プラットフォームのタイムライン上に自然な形で表示されます。ほかの手法に比べて広告感が薄いため、ユーザーから拒絶されにくい点がメリットです。
多くのユーザーから魅力的だと評価されれば、シェア機能や「いいね」機能などにより、自社商材の情報を拡散してもらえるケースもあります。自社商材の知名度が低い段階でも、効果的な手法といえるでしょう。
動画広告
動画広告として代表的なものには、YouTubeやTikTok、Instagramに表示される広告が挙げられます。動画広告のメリットは、短時間で多くの情報をユーザーに与えられることです。ストーリー性をもって、自社商材の情報をユーザーへアピールすることにより、印象に残りやすくなります
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告とは、Webサイトやスマホアプリなどの広告枠に掲載される広告のことです。多くの場合、「画像+テキスト」または「動画+テキスト」などの形式で掲載されます。
ディスプレイ広告は、画像や動画を使って視覚的に自社商材をアピールできるメリットがあります。また、広告を表示するWebサイトやスマホアプリの集客力を、自社情報の拡散に活用できる点もメリットといえるでしょう。
オウンドメディア
オウンドメディアとは、企業が自社で保有し、運営しているメディアのこと。基本的には、企業のWebサイトやブログなどのWebコンテンツを指します。
オウンドメディアで自社商材に関連性がある物事の情報を発信し、サイト訪問者を資料請求やホワイトペーパーのダウンロードなどへ誘導する手法が効果的です。オウンドメディアから顧客情報を入手し、リードを獲得できる可能性が高くなります。
ウェビナー
ウェビナーとは、オンラインで開催するセミナーのことです。Zoomなどのオンライン会議ツールを使って開催し、参加者へ有益な情報を与えます。
ウェビナーはセミナーと同様に、参加方法を事前登録制にしておくのがおすすめです。自社商材に関連性があるテーマでウェビナーを開催し、その分野に興味のある人を呼び込んで電話番号・メールアドレス・住所・氏名などの顧客情報を取得しましょう。
なおウェビナーは、オンライン上で非対面の営業活動を行なうインサイドセールスでも、多く活用されています。リード獲得だけでなくナーチャリングにも効果的な手法なので、詳しいメリットを以下の記事でチェックしてみてください。
▼インサイドセールスのセミナー成功の秘訣!実施する5つのメリット
https://sales.en-sx.com/column/10
プレリリース
プレリリースとは、商品やサービスを正式にリリースする前に、報道機関に向けて情報を発表する広報活動のことです。
プレリリースを実施すると、ニュースメディアなどに取り上げられるため、不特定多数の人々へ自社の情報を届けられるメリットがあります。新商品・新サービスをリリースするときや、幅広い客層へ商材をアピールしたいときにおすすめの施策です。
メルマガ配信・メール広告
電子メールを使ったマーケティング施策は、メールマーケティングと呼ばれます。紙のダイレクトメールよりも、低コストで多くの人々へアプローチできるため、リード獲得の手法として多用されています。
メールマーケティングの代表的な施策には、メルマガの配信やメール広告の出稿などが挙げられます。配信リストへ定期的にメールを送り、商品・サービスの情報や課題解決のノウハウなどを提供し、見込み顧客の興味関心を惹きつけます。
メールでの営業活動には、代行サービスもあります。自社の人員だけでメール営業を継続するのが難しい場合は、利用してみるとよいでしょう。メール営業代行については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
▼メール営業代行とは? メリット・デメリットや選び方を解説
https://sales.en-sx.com/column/mail-sales-agent
Webメディアへの広告掲載
自社が保有しているオウンドメディアではなく、他社が保有・運営するWebメディアへ広告掲載する手法も効果的です。
他社のメディアに自社商材の広告を掲載し、宣伝してもらう手法は、タイアップ広告と呼ばれます。ニュースサイトやオンライン雑誌など、他社が運営するWebメディアへ自社商材の広告を掲載すると、幅広い層へ情報提供できます。
リード獲得の成功率を上げるポイント
ここからは、リード獲得の成功率を上げるポイントについて解説します。やみくもにマーケティング施策を行なっても、リードを獲得し続けるのは難しいため、以下の4点を意識しましょう。
リード獲得のKPIを設定する
リード獲得の施策を行なうときは、ただ漠然と「多くのリードを獲得する」といったあいまいな目標を立てるのではなく、「●●の施策で月間●件のリードを獲得する」などの具体的なKPIを設定しましょう。
KPIをきちんと設定したほうが、「どの施策の進捗が遅れているのか」「何を改善すべきなのか」がわかりやすくなるため、リード獲得に向けたPDCAサイクルを回しやすくなります。
リード獲得のKPIを設定するときは、営業活動の最終的な目標を決め、そこから逆算して数値目標を定めるとよいでしょう。たとえば「Webサイトで月間●万円の売上を達成したい」という最終目標がある場合、以下のようなKPIを設定すれば、自然と獲得すべきリードの件数が見えてきます。
▼Webサイトで月間●万円の売上を達成したい場合のKPI設定の例
月間で●件以上のページビューを獲得する
月間のコンバージョン率を●%以上にする
顧客の平均単価を●円以上にする など……
獲得すべきリードの数が明確になれば、「その数をどのような施策で、いつまでに獲得すべきか」がわかるため、リード獲得の具体的なKPIを定めやすくなります。
自社のターゲットを明確にする
リードを効率よく獲得するために、自社商材のターゲットを明確にする必要があります。なるべくターゲットを具体的な人物像に落とし込み、自社商材のペルソナ(=自社の商材を購入する顧客像)を明確に設定するのがおすすめです。
自社商材のペルソナを設定することにより、「どのような媒体へ広告を出せばよいか」「どのようなクリエイティブが購買層に刺さるのか」といったマーケティングに欠かせない要素が明確になります。広告戦略を立案しやすくなるため、効果的な手法を選択できるようになるでしょう。
リード獲得単価に配慮して施策を決める
リード獲得単価とは、リード1件あたりにかかるコストのことです。マーケティング施策を打つときはリード獲得単価を意識すると、無駄な費用が削減され、確度が高いリードを低コストで獲得しやすくなります。
▼リード獲得単価に配慮して施策を決める手順
1. 営業活動の予算から、理想的なリード獲得単価を逆算する
2. 各マーケティング施策の費用と、リード獲得単価の相場を調べる
3. 自社商材のペルソナを明確化し、無意味な施策をやめて効果的な施策に絞る
無駄な施策を打っていると、費用だけでなく人的リソースも余計にかかってしまいます。上記のように施策の無駄打ちを改善し、効果的な施策に集中してPDCAサイクルを回せば、コストを下げつつ、新規リードを獲得しやすくなるでしょう。
ただしリード獲得単価は、施策により適正金額が異なります。施策ごとの単価相場をよく調べ、行なうべきものを検討しましょう。
営業部門とマーケティング部門の連携体制を整える
営業部門とマーケティング部門の組織が分かれている場合は、連携体制を整えることが大切です。連携体制を構築して施策の効果検証や改善、情報の引き継ぎなどをしっかりと行なうことにより、ターゲット層へのアプローチが適切となるため、新規リードの獲得率アップ・受注率アップにつながります。営業部門とマーケティング部門で定期的にミーティングを行ない、お互いが持っている情報を共有しましょう。
リード獲得に役立つITツールと活用法
適切なITツールを活用すると、リード獲得から受注までを効率化させられます。ここではリード獲得に役立つITツールと、その活用法を解説します。
MA|マーケティング支援システム
MA(マーケティング・オートメーション)は、マーケティング関連業務を自動化し、支援してくれるシステムです。MAには、主に以下のような機能があります。
獲得したリードの情報管理
アプローチすべきリードの抽出
マーケティング施策の結果分析
メール配信のタイミング分析と一斉送信
MAを導入すると、顧客の最新状況を把握して、適切なタイミングでアプローチすることが可能となります。アプローチすべきタイミングの分析や、メール配信などが自動化されるため、効率的にマーケティング活動を進められるでしょう。
SFA|営業支援システム
SFA(セールス・フォース・オートメーション)は、営業支援システムと呼ばれており、顧客管理や営業活動の状況把握などに活用できます。SFAには、主に以下のような機能があります。
顧客データや営業活動の結果などを蓄積
過去の営業結果から、効果的なアプローチを分析
マーケティング活動から営業活動までの最新状況を管理
過去の結果からリードの温度感を分析し、確度の高いリードを抽出
SFAは顧客データだけでなく、過去の営業活動の結果なども蓄積可能なツールです。過去の結果をもとに効果的なアプローチ方法を分析したり、特にアプローチすべきリードを抽出したりできるので、営業活動の推進に役立ちます。
CRM|顧客管理システム
CRM(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント)は、顧客管理システムと呼ばれており、顧客情報の一元管理に役立つツールです。CRMには、主に以下のような機能があります。
顧客情報の一元管理
顧客の購買行動履歴などの管理
顧客からの問い合わせ内容の管理
蓄積された顧客情報をもとに購買傾向などの分析
CRMを導入すると、顧客の詳細な情報を社内で管理・共有しやすくなります。顧客情報をリアルタイムで共有できることにより、効果的なアプローチを実行しやすくなるでしょう。
リード獲得の成功事例
最後に、リード獲得の成功事例を2つ紹介します。どのような取り組みがリード獲得につながったのかチェックし、営業活動の参考にしてみてください。
株式会社ログロール|新たな営業戦略を取り入れ、激化する市場を生き抜く
株式会社ログロールは、主に人材派遣・人材紹介を行なっている企業です。人材業界はただでさえ変化が激しい業界。加えて、近年はスポットバイトなどの新興勢力に押され、新規案件の獲得に苦戦していました。
そこで新たな営業戦略として、エン・ジャパンが提供する営業支援サービス「エンSXセールス」を利用開始。以下のような取り組みを行ないました。
研修サービス(エンSXセールスアナリティクス)で自社社員の営業力を強化
新規顧客を獲得するための架電ノウハウを取得
インサイドセールス代行も活用し新規開拓
新たな取り組みを行なった結果、開始2ヶ月目から新規リードを獲得。さらに、今まで獲得できていなかった顧客からのアポイントも取得できるようになり、新規開拓が順調に進んでいます。
同社の成功事例は、以下のページに詳しく掲載されています。より詳細な取り組みの内容や、リード獲得の流れを知りたい方は、ぜひこちらをご覧ください。
▼株式会社ログロール|新たな営業戦略を取り入れ、激化する市場を生き抜く
https://sales.en-sx.com/case/logroll
LRM株式会社|手紙×BDRでのエンタープライズ開拓に成功
LRM株式会社は、情報セキュリティコンサルティングなどに携わっている企業です。情報セキュリティに対するリスクマネジメントの重要性が年々増している影響もあり、商談数は十分にあるものの、エンタープライズ領域のリード獲得に課題を感じていました。
そこで営業施策の一環として、エン・ジャパンが提供する営業支援サービス「エンSXセールス」を導入し、キーマンへの手紙施策を開始。順調に新規リードを獲得し、決裁者とのアポイントにつながっています。
同社の成功事例は、以下のページに詳しく掲載されています。より詳細な取り組みの内容を知りたい方は、ぜひこちらをご覧ください。
▼LRM株式会社|手紙×BDRでのエンタープライズ開拓に成功
https://sales.en-sx.com/case/lrm
まとめ
リード獲得に効果的な方法20選や、成功率を上げるポイント、役立つITツールなどを紹介しました。企業にとってリードの獲得は、売上を継続的に確保するために重要です。
リード獲得単価に配慮しながら、複数のマーケティング施策を組み合わせて実行し、効率よく新規リードを獲得し続ける必要があります。
リード獲得に効果的な方法には、セミナーやテレアポ、メールマーケティングなど多くの施策が挙げられます。しかし、「何を実行すべきか見極めるのが難しい」「自社の営業人員だけでは、テレアポなど人的リソースが多く必要な手法を継続できない」など、お困りの方も多いでしょう。
上記のような場合は、営業活動を支援してくれる外部サービスに頼るのもおすすめです。リード獲得に関するお悩みがある方は、ぜひ『エンSXセールス』にご相談ください。
エンSXセールスは、アウトバウンドの戦略構築から実行までをワンストップで伴走支援するサービスです。エンSXセールスには、3つの大きな強みがあります。
600名のセールスプロ人材が在籍
20万社を超える顧客基盤を保有
戦略立案に長けたアカウントマネージャーが顧客創出を支援
エンSXセールスは3つの強みを活用し、貴社の営業活動のパートナーとして、新たな戦略と新規リードを創出します。
またエンSXセールスは、エン・ジャパンが5年で売上4倍の急成長を実現したセールス・マーケティングノウハウをもって、営業生産性の向上を支援します。新規リード獲得に課題を感じている方は、以下のお問い合わせ窓口より、ぜひお気軽にご相談ください。
▼エンSXセールス│お問い合わせ窓口▼
https://sales.en-sx.com/contact
▼エンSXセールスのサービス資料ダウンロード、他お役立ち資料一覧▼
https://sales.en-sx.com/downloadlist