
ブリッジセールスとは?0.5次商談として成果を最大化する営業分業モデル
インサイドセールスを導入したものの、「商談の質が上がらない」「営業から温度感が低いと言われる」といった課題を抱えるBtoB企業は少なくありません。その解決策として注目されているのがブリッジセールスです。
ブリッジセールスは、近年語られる0.5次商談と同義で捉えられる概念であり、インサイドセールスとフィールドセールスの“間”をつなぐ役割を担います。
本記事では、ブリッジセールス(=0.5次商談)の定義から、二次架電との違い、実務で成果を出すための設計ポイントまでを体系的に解説します。
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ブリッジセールスとは?【0.5次商談との同義定義】
ブリッジセールスとは、商談化の直前段階で顧客理解を深め、営業が価値提供に集中できる状態をつくる役割です。多くの企業では0.5次商談という名称で呼ばれ、以下の特徴を持ちます。
- アポ取得が目的ではない
- 課題・背景・検討状況を整理する
- 営業への橋渡し(ブリッジ)を担う
インサイドセールスが「会話の入口」をつくる存在だとすれば、ブリッジセールスは商談の質を担保するための前工程と言えます。
なぜ今、ブリッジセールス(0.5次商談)が必要なのか
インサイドセールス分業の限界
多くのIS組織では、KPIがアポ数に偏りがちです。
その結果、
- 表面的なヒアリング
- 顧客課題が整理されないままの商談
- 営業の初回商談が説明会化
といった問題が発生します。
営業環境の変化
顧客は事前に情報収集を終えており、「自社にとって意味があるか」を短時間で判断します。だからこそ、初回商談の完成度を高める0.5次商談(ブリッジセールス)が不可欠になっています。
ブリッジセールスと二次架電の違い
混同されやすい施策として二次架電がありますが、両者は目的が異なります。
項目 | ブリッジセールス(0.5次商談) | 二次架電 |
主目的 | 商談の質向上 | 接触率・想起率向上 |
内容 | 課題・検討背景の整理 | 再接触・フォロー |
戦略性 | 高い | 比較的低い |
営業連携 | 深い | 限定的 |
※二次架電の詳細は以下の記事で解説しています。
▼二次架電とは?商談化率を最大化する実践メソッドと成功企業の共通点
ブリッジセールス(0.5次商談)の具体的な役割
実務内容
- 商談前ヒアリング(背景・課題・体制)
- 顧客の検討フェーズ整理
- 営業向けインプットシート作成
- 商談後のフィードバック回収
KPI設計の考え方
アポ数ではなく、
- 商談化率
- 商談後の受注率
- 営業満足度
といった成果連動指標で評価することが重要です。
ブリッジセールスが機能する組織・失敗する組織
機能するケース
- ISと営業の役割が明確
- 商談数はあるが受注率が低い
失敗しやすいケース
- ISの延長で片手間運用
- 役割定義が曖昧
成果を出すための設計ポイント
- 役割と責任範囲を明確にする
- 営業との情報連携フォーマットを統一
- 属人化を防ぐプロセス設計
まとめ|ブリッジセールスは営業成果をつなぐ戦略装置
ブリッジセールス(0.5次商談)は、単なる工数追加ではなく、営業成果を最大化するための構造設計です。一方で、
- 設計ノウハウがない
- 人材確保が難しい
- 営業との連携が属人化する
といった理由から、内製での立ち上げに限界を感じる企業も少なくありません。
そのような場合、インサイドセールス・0.5次商談設計を熟知した外部支援を活用することで、短期間で成果創出が可能になります。
エンSXでは、多くのBtoB企業の営業プロセス改善を支援してきたノウハウを活かし、
- ブリッジセールス設計
- KPI・運用定着支援
- 営業成果に直結する仕組み化
まで一貫して支援が可能です。ぜひお気軽にご相談ください。
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