テレアポ代行は個人(フリーランス)と企業どちらが良い? 特徴と選び方
テレアポ代行は、電話でのアポイント獲得を支援してくれる便利なサービスです。テレアポ代行を依頼するには、個人(フリーランス)に依頼する方法と、代行会社に依頼する方法の2つがあります。
個人テレアポ代行の主なメリットには「費用相場が安い・対応の柔軟性が高い」などが挙げられます。対して代行会社の主なメリットには「リソースが多く大量アポイントに向いている・管理工数が少ない」などが挙げられるでしょう。
2つとも異なる特徴があるので、どちらに依頼しようか迷ってしまいますよね。本記事ではテレアポ代行の利用を検討している方向けに、個人代行・代行会社それぞれの特徴と選び方を解説します。
「どちらを利用するのが自社に適しているか知りたい」という方は、サービスを選ぶ際の参考にしてください。
目次[非表示]
- 1.テレアポ代行とは?
- 1.1.テレアポ代行を依頼する方法
- 2.個人(フリーランス)にテレアポ代行を依頼するメリット
- 2.1.代行会社よりも費用相場が安め
- 2.2.対応の柔軟性が高い
- 2.3.自社に適した人材を選んで外注できる
- 3.個人(フリーランス)にテレアポ代行を依頼するデメリット
- 3.1.情報漏洩のリスクがある
- 3.2.代行会社に比べるとリソースが少ない
- 3.3.優秀な人材を探すのが難しく工数がかかる
- 4.個人(フリーランス)への依頼に適しているケース
- 5.代行会社にテレアポ代行を依頼するメリット
- 5.1.情報漏洩リスクが比較的低い
- 5.2.リソースがあるため多くのアポイントを供給してもらえる
- 5.3.管理工数が少ない
- 6.代行会社にテレアポ代行を依頼するデメリット
- 6.1.個人(フリーランス)より費用相場が高め
- 6.2.対応の柔軟性が低い
- 7.代行会社への依頼に適しているケース
- 8.テレアポを初めて外部に依頼するなら代行会社がおすすめ
- 9.まとめ
テレアポ代行とは?
テレアポは「テレフォンアポインター」の略。テレアポ代行とは、電話でのアポイント獲得を支援してくれるサービスのことです。
対応範囲は代行業者により異なりますが、テレアポ代行を依頼すると、一般的には以下のような業務をサポートしてもらえます。
・ターゲットリストの抽出
・トークスクリプトの作成
・リストにテレアポの実施
・テレアポ業務の効果分析
テレアポ代行は、テレアポに関連する業務をひと通り依頼できるため、自社の営業担当が商談に専念できるなどのメリットがあります。
なおテレアポ代行については、以下の記事で詳しく解説しています。テレアポ代行のメリット・デメリットなどをより詳細に知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
▼テレアポ代行とは|メリットや選び方、おすすめの営業代行サービスを紹介
https://sales.en-sx.com/column/tele-appointment-service-business
テレアポ代行を依頼する方法
テレアポ代行を依頼する方法には、個人(フリーランス)に依頼する方法と、代行会社に依頼する方法があります。それぞれの主な依頼方法を以下にまとめたので、参考にしてください。
主な依頼方法 |
|
個人(フリーランス) |
・クラウドソーシングサイトで人材を探す |
代行会社 |
・「テレアポ代行会社」などでWeb検索し、ホームページの問い合わせフォームなどから直接コンタクトをとる |
個人(フリーランス)にテレアポ代行を依頼するメリット
ここからは、個人(フリーランス)にテレアポ代行を依頼するメリット・デメリットについて解説します。個人にテレアポ代行を依頼する主なメリットは、以下の3つです。
・代行会社よりも費用相場が安め
・対応の柔軟性が高い
・自社に適した人材を選んで外注できる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
代行会社よりも費用相場が安め
テレアポ代行の費用相場は、個人(フリーランス)と代行会社で少し異なります。一般的には、個人のほうが代行会社よりも費用相場が安めなので、コストを抑えやすいでしょう。
また、個人のテレアポ代行は費用相場が安めなのに加えて、代行会社に比べると価格交渉しやすいメリットもあります。交渉次第で柔軟に価格変更してくれる可能性があるので、予算があまり高くない場合は、相談してみるとよいでしょう。
対応の柔軟性が高い
対応の柔軟性が高いことも、個人(フリーランス)テレアポ代行のメリットです。代行会社より価格交渉しやすい傾向があるだけでなく、サポート範囲の拡大・縮小にも柔軟に対応してもらえる可能性が高いでしょう。
ただし対応の柔軟性が高いからといって、無茶な要求ばかりしてはいけません。無茶な要求を繰り返すと、案件に応じてもらえなくなってしまうほか、自社に悪評がつく可能性もあります。条件交渉するときは、相手にきちんと敬意をもちましょう。
自社に適した人材を選んで外注できる
自社に適した人材を選んで外注すると、アポイント獲得率の向上につながります。組織で動いている代行会社に依頼する場合、クライアント側でアポインターを指名するのは難しいですが、個人(フリーランス)であれば、相手のスキルを確認して依頼することが可能です。
個人(フリーランス)ならば、問い合わせの時点で相手の「業務経験・保有スキル・実績のある業界・PRするのが得意な商材」などをチェックしてから依頼できるため、自社のテレアポ業務に適した人材にピンポイントで外注できるでしょう。
個人(フリーランス)にテレアポ代行を依頼するデメリット
個人(フリーランス)にテレアポ代行を依頼する主なデメリットには、以下の3つが挙げられます。
・情報漏洩のリスクがある
・代行会社に比べるとリソースが少ない
・優秀な人材を探すのが難しく工数がかかる
各デメリットを以下で詳しく解説します。
情報漏洩のリスクがある
テレアポ代行業者は社内の人間ではないので、情報漏洩リスクに注意が必要です。自社の機密情報や、顧客情報などを安易に共有するのはやめておきましょう。
業務委託先を個人(フリーランス)とする場合は、その人の情報リテラシーによって、共有した内容がどの程度しっかり管理されるか変わります。情報リテラシーが低い人に業務委託してしまうと、機密情報が漏洩して、自社も損害を被る可能性があります。
個人のテレアポ代行と情報共有するときは、「秘密保持契約書(NDA)を締結する」「共有する情報を社内で十分に精査する」などの漏洩対策を講じ、情報管理体制をしっかりと整えましょう。
代行会社に比べるとリソースが少ない
一般的に個人(フリーランス)のテレアポ代行は、複数のクライアントから同時に案件を引き受け、並行して業務を進めています。
優秀な人材であれば、多数の案件を一人で抱えて、忙しくしているケースも多いものです。そのため個人のテレアポ代行に依頼する場合は、自社の案件だけに時間を割いてもらうのが難しいでしょう。
「テレアポに関連する多くの業務を委託したい」「たくさんのリストに架電して大量にアポイントを取得してほしい」という方は、代行会社に依頼するほうが適しているといえます。
優秀な人材を探すのが難しく工数がかかる
近年は働き方が多様化しているため、個人(フリーランス)で活動する労働者が増えています。しかし多様な人材のなかから、優秀な人を探し出すのは難しく、多くの工数がかかるものです。
クラウドソーシングサイトや、フリーランスとのマッチングサイトで良い人材を探し、個別にコンタクトをとって条件交渉を行なうなど、手間と時間がかかります。テレアポ代行を利用した経験がない場合、依頼先を一人探すだけでも大変に感じるでしょう。
個人(フリーランス)への依頼に適しているケース
ここまで、テレアポ代行を個人(フリーランス)に依頼するメリット・デメリットについて解説しました。先述したメリット・デメリットを考慮すると、テレアポ代行を個人に依頼するのが適している企業には、以下のような特徴が挙げられます。
・テレアポの外注費用を抑えたい
・そこまで多くの業務を委託しなくてもよい
・費用や業務範囲に関して柔軟に対応してほしい
上記の特徴に当てはまる企業は、個人への依頼を検討してみるとよいでしょう。なお、テレアポ代行を個人へ依頼するときのポイントは、以下の記事で解説していますので、ぜひチェックしてください。
▼テレアポ代行をフリーランスに依頼するメリット・費用相場・注意点も解説
https://sales.en-sx.com/column/tele-appointment-service-freelance
代行会社にテレアポ代行を依頼するメリット
続いて、代行会社にテレアポ代行を依頼するメリット・デメリットについて解説します。代行会社に依頼する主なメリットは次の3つです。
・情報漏洩リスクが比較的低い
・リソースがあるため多くのアポイントを供給してもらえる
・管理工数が少ない
各メリットを詳しく見ていきましょう。
情報漏洩リスクが比較的低い
代行会社に業務委託するときも、個人のテレアポ代行に委託すると同じく、情報の取り扱いには注意を払う必要があります。
しかし代行会社の場合は、個人でなく企業として案件を請け負っているため、情報の扱いに関する業務ルールや、違反した場合の罰則などがきちんと定められています。情報漏洩リスクがゼロというわけではありませんが、安心感は高いといえるでしょう。
リソースがあるため多くのアポイントを供給してもらえる
テレアポ代行会社には、多くのアポインターが在籍しています。さまざまな案件に同時対応すべく人員体制が整えられており、リソースがあるため、大量のアポイントを供給してもらえる可能性が高いでしょう。
管理工数が少ない
業務の管理工数が少ない点も、代行会社に依頼するメリットです。テレアポ代行を代行会社に依頼すると、アポインターのアサインや業務の進捗管理などを、代行会社側の担当者が実施してくれます。
クライアント側は依頼したい業務内容を伝えたり、成果に不満があれば相談したりするだけでOKなので、管理工数が少なく済みます。管理工数が少ないほど自社のリソースが空き、商談やその他の業務に注力できるようになるため、大きなメリットといえるでしょう。
代行会社にテレアポ代行を依頼するデメリット
代行会社にテレアポ代行を依頼する主なデメリットには、以下の2つが挙げられます。
・個人(フリーランス)より費用相場が高め
・対応の柔軟性が低い場合がある
以降で各デメリットを詳しく解説します。
個人(フリーランス)より費用相場が高め
テレアポ代行会社は、個人(フリーランス)よりも費用相場が高めです。費用相場が高くなるもっとも大きな理由には、「クライアント側の管理工数がかからない分、代行会社側で担う業務負担が増えるから」といった理由が挙げられるでしょう。
なお、代行会社の費用相場は、料金形態により異なります。おおよその相場を下記にまとめたので、参考にしてください。
概要 |
費用相場 |
|
成果報酬型 |
アポイント獲得などの成果が出ると費用がかかる |
1アポイントあたり1万~5万円前後 |
固定報酬型 |
月額料金が定められており、毎月一定の費用を支払う |
1ヶ月あたり30万円~80万円前後 |
コール課金型 |
コール数に応じて費用が変動する |
1コールあたり200~300円前後 |
依頼先が個人であっても、実績豊富で優秀な人材の場合は、代行会社と同程度の費用になるケースもあります。また、費用は依頼する業務範囲や、案件の難易度などによっても変動します。
より具体的な費用相場や、費用を抑えるコツなどを知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
▼テレアポ代行の費用相場|費用を抑えるコツ・サービスの選び方も解説
https://sales.en-sx.com/column/tele-appointment-service-cost
対応の柔軟性が低い
テレアポ代行会社は、個人で活動しているフリーランスに比べて、対応の柔軟性が低い場合があります。
業務ルールがきちんと定められており、情報の取り扱いなどに安心感があるのは大きなメリットです。しかし明確なルールがあるからこそ、イレギュラーな対応を柔軟に行なうのが難しい場面も多くあります。
とはいえ、業務ルールに大きく逸脱しない範囲で、担当者が融通を利かせてくれるケースもあるので、一概には言えません。何か要望したいことがある場合は、諦める前にまず相談してみましょう。
代行会社への依頼に適しているケース
テレアポ代行を代行会社に依頼するメリット・デメリットについて解説しました。先述したメリット・デメリットを考慮すると、代行会社に依頼するのが適している企業には、以下のような特徴が挙げられます。
・管理工数が少なくて済む業者に依頼したい
・多くのリストに架電し、大量のアポイントを取得してほしい
・自社にノウハウが少ないため、テレアポ業務を先方と相談しながら進めたい
上記の特徴に当てはまる企業は、代行会社への依頼を検討してみるとよいでしょう。
テレアポを初めて外部に依頼するなら代行会社がおすすめ
テレアポ代行を個人(フリーランス)に依頼する場合と、代行会社に依頼する場合について、それぞれの特徴を紹介しました。前述した特徴を比較すると、「テレアポを初めて外部に依頼する場合は代行会社がおすすめ」といえるでしょう。
テレアポ代行を初めて利用する方が、最初から優秀な人材を探したり、業務委託したフリーランス一人ひとりの進捗を管理したりするのは大変です。代行会社のほうが、自社にテレアポのノウハウがなくても業務委託しやすいため、余計な負担感なく利用できるでしょう。
また、代行会社にはテレアポの戦略立案や、ターゲットリストの抽出などから支援してくれる会社もあります。サポート範囲が広く専門的な知見が多い点も、代行会社の強みといえます。
まとめ
テレアポ代行の利用を検討している方向けに、個人(フリーランス)と代行会社それぞれの特徴と、選び方を解説しました。
個人のテレアポ代行には、「費用相場が安め・対応の柔軟性が高い」などのメリットがあります。ただし「優秀な人材を探すのが難しい・情報漏洩リスクが高い」などのデメリットもあるので、依頼相手や情報の管理方法は慎重に決定しましょう。
なお、「テレアポ代行を初めて利用する」「自社にテレアポのノウハウが少ない」といった状況の場合は、代行会社へ依頼することをおすすめします。代行会社への依頼をお考えの方は、ぜひ『エンSXセールス』をお試しください。
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