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インサイドセールスの導入率は?導入する5つのメリットを紹介

デジタル化が進む現代では、非対面式の営業方法であるインサイドセールスが企業で取り入れられています。

パソコンとインターネットを接続できる環境があれば実施できるため、場所にとらわれず営業活動ができます。

しかし、インサイドセールスがすべての企業に適しているわけではありません。

自社で取り入れる価値があるかを見極めるためには、インサイドセールスの概要と導入メリットを知ることが大切です。

担当者のなかには、「インサイドセールスの導入を検討している」「現在の導入率や導入するメリットについて知りたい」と考えている方もいるのではないでしょうか。

この記事では、インサイドセールスの概要や導入率、導入するメリットについて詳しく解説します。


目次[非表示]

  1. 1.インサイドセールスとは
  2. 2.インサイドセールスの導入率
  3. 3.インサイドセールスの導入メリット
    1. 3.1.①営業の生産性向上につながる
    2. 3.2.②人材不足を解消できる
    3. 3.3.③場所にとらわれない
    4. 3.4.④コスト削減できる
    5. 3.5.⑤売り上げの予想が立てやすくなる
  4. 4.まとめ


インサイドセールスとは

インサイドセールスは内勤営業とも呼ばれ、メールや電話、オンラインツールなどを使って見込み顧客にアプローチする営業方法です。

顧客に対してヒアリングを行い、顧客自身が気づいていなかった課題を顕在化することを目的としており、リードナーチャリング(見込み顧客の育成)を行うことで、検討段階の移行を促します。

また、企業に問い合わせがあった際は、即座にアプローチをかける一方で、やりとりの記録や顧客情報などのデータを管理するケースも少なくありません。

デジタル化が進む現代では、商談をオンライン上で行うことが一般的になっているため、インサイドセールスが商談を担当する場合もあります。

これまでの営業活動は、顧客の発掘から商談獲得、クロージングまで、担当者一人が行うことが当たり前でした。

しかし、インサイドセールスでは会社にいながら営業活動ができるだけではなく、フェーズごとに担当者を設けられます。

外勤営業であるフィールドセールスの担当者と役割を分けることで、より効率的な営業活動ができます。

インサイドセールスでは、顧客の状態を正確に把握し、コミュニケーションを取るタイミングを図ることが重要です。


インサイドセールスの導入率

HubSpot Japanが2019年に実施した『日本の営業に関する意識・実態調査』によると、インサイドセールスの導入率が30%を超える欧米に比べ、日本の導入率は約12%となっています。

日本では主に、先進的な取り組みを好む企業が導入していると考えられ、広く浸透するまで時間がかかることが予想されます。

しかし、インサイドセールスを知っているという経営者のうち約35%以上が1年以内の導入を予定していると回答していることから、国内の導入率は今後上昇していく可能性があります。


インサイドセールスの導入メリット

インサイドセールスを導入することで、企業にさまざまなメリットをもたらします。

自社でインサイドセールスを取り入れる価値があるかを見極めるためには、メリットを把握しておくことが大切です。

ここでは、インサイドセールスを導入するメリットを5つ紹介します。

①営業の生産性向上につながる

インサイドセールスは主に電話やメール、オンラインツールを活用して顧客にアプローチするため、担当者は基本的に社内・リモート環境下で営業活動ができます。

通常、移動などの往復にかかる時間を、大幅に削減でき、営業にかかる工数を減らすことができます。

そのため、一人あたりの商談数を飛躍させることができます。また、効率的に顧客へアプローチができ、営業の生産性も向上させることが可能です。

②人材不足を解消できる

インサイドセールスは、担当者一人が1日でアプローチできる顧客数が多いことから、少人数でも営業活動を行えます。

新たな人材を採用するための手間や時間がかからないため、人材不足を懸念する企業でも営業を回すことが可能です。

立ち上げて間もない部署やリソースが不足している部署などで、インサイドセールスは役立ちます。

③場所にとらわれない

インサイドセールスは電話やメール、オンラインツールを活用して顧客にアプローチするため、担当者は移動する必要がありません。

非対面で営業活動ができるため、場所にとらわれない働き方を実現できます。 

介護や子育てなど、労働時間に制限がある従業員の労働力を活かせると同時に、テレワークの普及にも有用です。

④コスト削減できる

これまでの訪問営業や飛び込み営業は、顧客のニーズに関する情報が不足した状態で行われていたため、何度も足を運ぶことが一般的でした。

成約に至らなかった場合は、移動や出張にかかったコストがすべて水の泡となり、企業にとっても負担となります。

インサイドセールスは基本的に社内で営業活動を完結できるため、移動や出張に伴うコストがかかりません。

コスト削減によって浮いた予算を別の事業に充てることもできるため、経営の安定化を図ることが可能です。

また、インサイドセールスは業務を標準化しやすいため、人材育成にかかるコストも抑えられます。

⑤売り上げの予想が立てやすくなる

インサイドセールスは、マーケティングオートメーションツール(MA)や営業支援ツール(SFA)などを活用すれば、営業活動の記録を確認できます。

それぞれのツールを連携させ、営業業務全体の可視化を図れば、見込み顧客の把握から育成、成約に至るまでの一連の流れをデータで分析することが可能です。

そのため、売り上げの予想が立てやすくなり、企業の安定した運営を実現しやすくなります。


まとめ

この記事では、インサイドセールスについて以下の内容で解説しました。

  • インサイドセールスとは
  • インサイドセールスの導入率
  • インサイドセールスの導入メリット

インサイドセールスは、非対面で行われる新たな営業方法です。

インターネット接続とパソコンがあれば実施することができ、場所にとらわれない営業活動ができます。

業務の効率化はもちろん、コストの削減にもつながるため、企業や業種によっては導入するメリットがあるはずです。

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