| 導入の背景 | 自治体市場への展開に向け、まず必要だった「市場仮説の検証」 |
|---|---|
| 導入の決め手 | 市場検証を加速するための「実行力」と「柔軟性」 |
| 導入後の効果 | 大量の一次情報が、事業戦略の精度を高める |

BIPROGYでは、これまで柏の葉スマートシティをはじめとした地域DXの取り組みを通じて、都市OSやデータ活用基盤に関する知見を蓄積してきました。こうした実証や地域での取り組みを通じて、徐々に他地域からの問い合わせや関心も増え、全国展開に向けた機運が高まっていったといいます。
向井様「元々ずっと、三井不動産様と一緒にこのスマートシティの活動をやってきていました。2020年に入ってから、柏の葉を中心にマーケティングやアピールをしてきたのですが、複数の地域で採用され始め、各自治体の中で価値を出せそうだという兆しが徐々に見えてきたんです。
そういった背景がある中で、上位陣も含めて『いよいよ、やってきたことを全国目指して広くやっていこうか』という号令がかかったのが、昨年の秋口でした。」
しかし、全国展開という新たなフェーズに進むにあたり、同社には一つの大きな課題がありました。それは、「市場の広さに対して、どこからアプローチすべきか」という点です。
自治体市場は全国に広がる一方で、それぞれの地域によって人口動態、財政状況、DX推進への温度感は大きく異なります。そのため、単純に全自治体へ営業をかけるのではなく、まずは「どの自治体でニーズが生まれる可能性が高いのか」を見極める必要がありました。
向井様「そもそも、全国に1,700ある自治体に対して『どうやってリーチするのか』という問題がありました。我々自身が全国にチャネルができているわけではないので、市場の認知度を高めるためには広くアプローチしなければなりません。」
市場を開拓するためには、机上の分析だけではなく、現場の声を集める必要がありました。自治体市場では、人口規模や財政状況、行政課題によって意思決定の背景が大きく異なります。そのため、一般企業向け営業とは異なり、画一的なアプローチでは市場開拓が難しい領域なのです。同社では当時、自社だけで実行する場合、営業リソースの確保やコスト面でも大きな負担が想定されたといいます。
向井様「とにかく数を稼ぎたかったのですが、自社でやろうとすると営業が5人は必要になりますし、相当コストが高くなってしまいます。自社リソースだけで実施するのは難しい状況でした。」
そこで同社が検討したのが、外部パートナーを活用した営業BPOでした。自治体への接点創出から、ヒアリング、情報整理までを一気通貫で進める手段として、営業BPOの活用を検討しました。


