具体的なフロー
▼リード通知
様々な経路からリードが流入してくるのですが、現在の弊社の環境ではすべてをリアルタイムにSFAには反映できないため、まずSlackにてリード情報を通知。
▼対応者確定
通知を検知したメンバーが、指定のマークでリアクションをつけ、そのリードを対応。コンタクトできるまで、そのメンバーが責任をもってアプローチします。
▼接触履歴確認
SFAを開き過去の接触履歴を確認します。アプローチ状況を確認し、既存顧客や商談進行中でない限りはアプローチOKとします。
▼HP確認
HPでは「事業内容」、会社概要の「社員数」「資本金」「設立年数」を確認します。
▼事業内容確認
当社親会社のエン・ジャパン株式会社から問い合わせがあった場合を例としましょう。
「この会社は採用支援事業を展開しているが、複数のサービスを展開しているから今回の担当者はどの事業を管掌しているのか確認しよう」
「採用支援会社は○○の事例があるから伝えよう」
「直近、採用支援会社から問い合わせがあった際に○○の課題があったから当て込んでみよう」
など、ヒアリングすべき項目や当て込む仮説を整理します。
▼会社概要確認
続いて会社概要を確認します。
こちらでは従業員数・資本金・設立年数を確認します。BANT条件の予算確認をするために、ここから予算感をある程度予測します。
エン・ジャパン株式会社の場合、社員数3000名と社員数は多く、設立年数も長くて上場もしているため予算は問題なさそうだと考えます。こちらが10名未満、資本金額が1000万円未満、設立1年未満などの企業の場合、予算感の確認は必須になります。

▼発信
ここまで確認したら発信します。
▼電話が繋がった場合
弊社では現状固定のスクリプトは設けておりません。
冒頭に問い合わせの御礼をお伝えし、興味をお持ちいただいた理由を質問します。以降の会話はリードの業界、役職、課題感、導入の温度感など、状況に応じて臨機応変に対応をしています。これは当社が少数精鋭だからできることであり、今後組織を拡大していく際にはスクリプトにして標準化していく必要があります。
▼電話が繋がらなかった場合
メールアプローチへ切り替えます。基本的には①携帯番号へかけてつながらなかった場合、②代表番号へかけたけれども不在だった、この2パターンに対するメールを準備しています。
稀に受注可能性の高いリードから問い合わせがあった際は、1通目のメールから個社毎に凝ったメールを送付することもありますが、基本はスピード優先のため、テンプレートで対応します。繋がらずにメールを送る場合、以下を冒頭に入れることで、興味がある場合は折り返しをいただく可能性があがります。
①携帯番号の場合
「先程着信を残させていただきました。ご多忙と存じますのでメールにて失礼します。080-0000-0000は私です。」
②代表番号の場合
「先程貴社宛てにお電話をさせていただきました。お席を外されているとお伺いしましたので、メールにて失礼します。」
こちらが当社のリード通知から即アプローチまでのオペレーションです。ぜひ皆さんもリソースや利用ツールを鑑みて、即アプローチを実践できるオペレーションを検討してみてください。
ちなみに当社でどのようにこのアプローチ時間を計測しているかは、まだアナログです。今回この検証結果を出すうえでは、SFA上からエクスポートしたリード情報の発生時刻、コンタクト結果と、CTIからエクスポートした架電データのうちの発信時間を照合しました。きちんと即コールによって高いコンタクト率を保てているのか、定期的に計測しています。このあたりはもっと効率化できる方法を模索中です。