■導入後の効果|目標160%達成!高精度の市場レポーティングが得られた。
同社とエンSXとの取り組みは、期末までの約半月という超短期案件でした。エンSXとしても異例の取り組みとなりましたが、果たしてどのような成果となったのでしょうか。
永松様「期間が限られた稼働でしたが、想像以上の成果でした。最終的には、アポイント獲得の目標数は160%達成です。日を追うごとにコンタクト率、アポ率の数値も上昇していき、稼働時間に比例してより精度が高まる様子も見受けられました。嬉しい悲鳴でしたが、アポイント獲得のペースが想定以上で、初日からアポイント担当の割り振りに奔走したのを覚えています(笑)。
量だけではなく、質の面でも素晴らしいです。この獲得いただいたアポイントから、現地調査や見積提示など案件化のフェーズに進んでいるものも複数あります。これはアポイントの事前情報を詳細に共有いただけているからという背景もあると思っています。音声データの共有もそうですが、顧客がどんな課題をお持ちで、何に期待してアポイントをくださっているかの申し送りをいただけるので、提案側も社内外との連携を通じた事前準備ができます。グループ内外での連携促進は当グループの強化方針のひとつでもありましたので、良い機会となりました。」
定量・定性ともに期待以上の成果となっているようですが、そもそもこの取り組みは、同社の次年度に向けた市場分析や営業戦略の再設計が目的。その観点では、どのような所感をお持ちかをお聞きしました。
永松様「レポーティングが大変わかりやすく、多くの気づきをいただきました。マーケットの区分ごとの数値分布と、そこに付随する顧客の声などの一次情報、エンSXさんからの仮説を報告いただき、学びになっています。例えば、売上高で区分した場合、コンタクトからのアポ率が最も高いのは売上高●~●億円の区分、コンタクトしやすい理由はこうで、アポ率が高い背景としては顧客が次のようなニーズ・課題を抱えているから・・・というような様々な角度から分析したレポートをいただきました。
どのマーケットに、どのような訴求で攻めるべきかを考えるうえで貴重な仮説検証データが得られたと感じています。稼働中、稼働終了時と定例報告をいただく機会は数回のみだったのですが、レポーティングの精度の高さは社内でも噂になったほどです。私も把握していなかったのですが、社内の別部署で同様に営業代行サービスを利用した経験があったようで、「なぜそんなにアポが取れているのか?」とレポーティング内容を含め情報収集されました。」
この短い期間で、期待を上回る成果発揮ができたポイントについて、同社を担当するエンSXのアカウントマネージャーの山本にも尋ねました。
山本「通常の案件よりも期間がタイトだったこともあり、事前準備に一層注力しました。コンタクトやアポ獲得ができる前提でないと、市場調査という最終成果に繋げられませんので、獲得しやすいターゲティングとシナリオの仮説をまず多数準備しました。稼働前キックオフでは、その自分なりの仮説とSGシステムさんの仮説を交えて議論し、戦術を決めることができたのが成果に繋がった要因です。」