■導入後の効果|一番学びを得たのは管理職側。マネジメントの土台ができた
そして、エンSXによる同社への育成支援がスタートします。同社では「エンSXセールスアナリティクス」の中でも、求職者との面談シーンに活用できる「エンSXセールスアナリティクス forリクルーター」をご導入いただきました。岡田様と受講生の柄木田様に、半年間の成果を振り返っていただきます。
岡田様「各事業部から対象人材を選抜して、5名受講してもらいました。結果としては、5名全員が業績向上に繋がったというわけではなく、成果には差が出ました。成果があがったメンバーもいれば、伸びにくかったメンバーもいます。ただこれはある程度想定はしていました。
定量成果にはまだ表れていないものの、良かった点としては、人材紹介における面談のプロセスを共通言語化できたことですね。毎週毎週トレーナーの方と、何ができていて、何ができていないのかについてフィードバックを受けることで、課題が明確になる。これは研修終了後も活かせますから、成果のムラを減らしていけそうです。」
定量面では著しい成果とは言い難かったものの、岡田様は一番の成果を次のように仰います。
岡田様「一番の学びは、受講生側ではなく管理職側です。全体コミュニケーションが変わりました。5人の受講生へのトレーニングを管理職もモニタリングさせてもらっていたのですが、管理職も面談のプロセスや要素を共通言語で話せるようになりました。これは今後自社で管理職がマネジメントしていく土台になったと感じています。」
続いて、受講生を代表してキャリアアドバイザーを務める柄木田様にもお話をお聞きしました。
柄木田様「当社に中途入社して1年強になります。入社して初めの頃は達成できていたのですが、その後長らく目標達成ができない時期が続いていました。それが、受講してから半年ぶりに達成できたんです。特に直近では四半期目標も初めて達成することができました!」
受講前はご自身の面談にどのような課題を感じていらっしゃったのでしょうか。
柄木田様「課題は大きく2つあり、関係構築力と、提案力でした。上司からももともとフィードバックをいただくことがありましたが、自信の無さが声色に表れてしまい求職者の方との距離を縮められなかったり、案件を紹介する際に“応募したい”と思える提案の仕方ができていなかったりというのが、成果に繋がらなかった要因だったように思います。」
受講を通じ、どういった学びが課題の解決に繋がったのかをお尋ねしました。
柄木田様「提案力についてですが、研修で『特長と利点』という概念を知りました。今までは特長しか伝えられていなかったのだと痛感しましたが、求職者の利点に落として案件を提案していくことで応募承諾や面接というステップに進むことが増えました。求職者の方からも“そこまで考えてくれるなんて嬉しいです”というお声をいただけるようになり、やりがいを感じます。
営業の流れも体系的に知ることができ、徹底的に実践に落とし込んでいきました。そうするとやはり自信に繋がってくるのだと実感しました。担当講師の方からも“全体的にもっと自信を持った方がいい。大丈夫。”とフィードバックをいただけ、少しずつ自信も持てるようになりました。」
自信が持てなかったというお言葉が信じがたいほど、はつらつとお話をされる柄木田様。研修を通じて自分や他社員の面談記録なども視聴するようになり、自己研鑽も習慣化されてきたようです。次なる目標として、半期での業績達成、そして管理職へのチャレンジを宣言してくださいました。