株式会社エターナルホスピタリティグループ 様
導入事例

投資対効果は約1,000万円のインパクト!
面接力向上で採用歩留まりが大幅改善!

株式会社エターナルホスピタリティグループ

業界  :小売・飲食業界
事業内容:グループの経営戦略策定、 経営管理及びそれに付随する業務
従業員数:グループ連結12,125名(2025年5月時点)
ご担当者:人財部 人財開発課 課長 久保山様
導入の背景 面接官ごとの歩留まりの差が顕在化。内製での改善は難易度が高い。
導入の決め手 面接官=営業。営業的アプローチの重要性に共感。
導入後の効果 内定承諾率が8.7pt向上!面接官の面接への意識も大きく変化。
「焼鳥屋 鳥貴族」。誰しも一度はその店名を見聞きしたことがあるのではないでしょうか。株式会社エターナルホスピタリティグループ様は、「焼鳥屋 鳥貴族」をはじめ、“焼鳥”を軸に国内外で多様なブランド展開をするグループのホールディングスカンパニーです。2024年には鳥貴族ホールディングスから現在の社名へと商号を変更。よりグローバル展開を加速させ、世界の外食市場でのさらなる成長へ挑むという意味がこめられた新ビジョン「Global YAKITORI Family」を策定するなど、大きな変革期にあります。

そんな同社において、ビジョン実現に向け共に挑戦し続ける人財基盤の強化は最重要事項。今回は、「エンSXセールスアナリティクス」の新サービス、「エンSXセールスアナリティクス forリクルーター」の導入によって、採用活動の肝である面接力向上に繋がった事例について、人財部で採用責任者を務める久保山様にインタビューさせていただきました。

■導入の背景|面接官ごとの歩留まりの差が顕在化。内製での改善は難易度が高い。

株式会社エターナルホスピタリティグループ様とエン・ジャパングループは、もともと商号変更前から長きにわたり採用支援のお付き合いがありました。少子高齢化や採用市況の目まぐるしい変化の波を受け、同社においても採用計画の達成へ影響が出始めたそう。エンSXのサービスを検討するに至った当時の状況について振り返っていただきました。

久保山様「外食産業という業態でも、コロナ禍こそ影響はあったものの直近では母集団形成は順調で、応募数は安定して維持できており、計画通りに進捗していました。一方で、当社の過去実績でいうと、私としては総応募数の10%は採用できる感覚をもっていましたが、7%、6%…と、徐々に下落していき採用数が減少傾向という状況にありました。」

母集団は変わらないものの、選考歩留まりの悪化という課題が浮き彫りに。その状況に対し、どのように要因特定と打ち手の検討を進められたのでしょうか。

久保山様「
選考データの分析を通じて、面接官ごとに歩留まりに差分が生じていることが明らかになりました。私自身も現場で面接に入りましたが、応募者の質は大きく変わっていませんし、私自身の選考歩留まりにも変化はありませんでした。グループも大きくなり、採用目標数も自ずと上がりますと、面接官の人数も増えてきます。対応者が増えてきたことでこの差分が発生するようになったのだと整理しました。そして、歩留まりを平準化させれば採用計画は達成するという見通しも立てられましたので、歩留まり向上に着手することにしました。

続けて、歩留まりの高い面接官と低い面接官の面接にはどのような違いがあると感じていらっしゃったのかについても伺いました。

久保山様「当社は構造化面接を取り入れており、面接における質問項目はみんな統一されています。微差ではあるのですが、“話し方” “目線”など、ちょっとした印象の差のようなノンバーバルな要素に差があるように感じていました。ラポール形成のスキルなども同様です。そして同時に、これを社内で改善するのは難易度が高いとも思いましたね。

属人性の高い領域ですので、言語化が難しい。それから、いわゆる営業職などとは異なり、人事は自らの面接やコミュニケーションについて同僚や上司からフィードバックを受けることに慣れていないことも多いです。第三者を介した研修トレーニングをしていく方が、内製で改善に動くよりも効きが良さそうと感じていました。

このようにして、面接官ごとの歩留まりの差分から生じた採用率低下の課題に対して、面接官の面接力向上を実現するための外部サービスの利用を検討することになったのだそうです。

■導入の決め手|面接官=営業。営業的アプローチの重要性に共感。

さて、それではそこからエンSXとはどのようにして出会ったのでしょうか。サービス導入に至るまでの意思決定プロセスについても続けてお聞きしました。

久保山様「きっかけは、エン転職の担当営業さんからのご紹介です。エンSXという営業支援事業があることは以前から知っていたのですが、営業育成サービスの派生形として、面接官の育成サービスを新たに開発したと聞きました。」

実際にサービスの案内を聞いてみての第一印象はどうだったのでしょうか。

久保山様「私自身も以前から、
“良い面接というのは良い営業と似ている”という考えを持っていました。ですから、無理にお客さんに売るのではなく、正しい営業プロセスでお客さんに満足していただけるような営業マンの「型」、「営業のロジック」を採用場面で転用して面接官のスキル向上に活かすというサービス内容は共感できました。当社の面接官は皆、採用面接に関する知識は有しています。機会点があるとしたら、先ほども申し上げたような非言語要素や、営業的コミュニケーションスキルです。当社の抱える課題にフィットするという印象でした。」

エンSX導入の決め手と併せて、久保山様は次のように仰います。

久保山様
「面接官トレーニングを謳うサービスは他にあれど、営業の型を面接の型に反映しているサービスがレアであることと、これまでの付き合いの中で何人もの営業担当の方と信頼関係を築けたエン・ジャパングループの『営業の型』なら信頼できると思いました。当社についての理解も深く、我々の実現したいことに向けて支援していただけると感じていました。

私自身がこのように何か新しい施策を導入する際の判断ポイントはいくつかありますが、一番は課題にフィットするかどうかです。課題に対して解決方法がロジックとして成り立つかという観点を大事にしています。そういった意味では、今回当社の採用計画の達成のためには面接官の質をあげる他に選択肢がありませんでした。その課題を、営業的アプローチとトレーニングのかたちで解決できるというのが決め手になりましたね。」

こうして、「エンSXセールスアナリティクス forリクルーター」の導入が決定。同サービスの一番最初の利用企業が、株式会社エターナルホスピタリティグループ様となったのです。

■導入後の効果|内定承諾率が8.7pt向上!面接官の面接への意識も大きく変化。

導入からは6ヶ月にわたり、座学とトレーニングを実施。久保山様自らも受講生としてトレーニングを受けられました。利用されてみての成果について、定量・定性など様々な角度から振り返っていただきました。

久保山様「なんといっても、採用効率におきかえた際の成果は著しいものでした。トレーニングを経て、
内定承諾率が8.7ptほど向上しました。1人あたりの採用単価から考えると、これは採用コストにして約1,000万円ほどの効率化と同等です。短期間でこれだけKPIの数値が変化し、成果に繋がったことには驚きました。

定量面以外で言うと、
トレーニングを通じて“これまでできていたこと”の言語化に繋がりました。面接官ごとの歩留まりの差や、非言語的要素が課題と認識していましたが、面接の解析結果が自身で感じていた内容と近しく、納得度が高かったです。自分がやってきたことが整理でき、ノウハウを体系化できたと捉えています。」

導入に際しては、“人事はフィードバックを受けることに慣れていない”という点への懸念も少なからずあったようですが、他の受講生たちはどのような反応だったのでしょうか。

久保山様「歩留まり改善は採用チームとして共通の課題でしたから、研修をやるということにはポジティブでした。想定外の産物として、“面接を見られている”状況を作り出したことで、
面接官たちの面接への意識が自然と向上したように思います。第三者による客観的なチェックとフィードバックが継続的に続くというこのスキームが奏功しました。

フィードバックを受けることについても、すぐに心配無用だと感じました。6ヶ月間という長い期間をかけているので、講師・トレーナーの方と関係性が構築できます。特にトレーナーの松永さんのフィードバックはとても丁寧で感心しました。信頼関係が築かれ、受講生たちの実践度もあがるという良いサイクルができていましたね。」

■エンSXへの評価

最後に、今回のサービス利用を通じた率直なご評価についてお聞きしました。

久保山様「これだけの成果に繋がったのですから、もちろんやって正解だったと思っています。自社だけでは実現できなかった面接の型のブラッシュアップに繋がっています。特に、これまでフィードバックが難しいと感じていた、言葉以外のノンバーバルな要素の重要性に気づけました。ちょっとした印象の差が採用結果に影響するのだとわかり、今後の面接の一つ一つの向き合い方も変わってくると思っています。」

成果だけではなく、面接官一人ひとりの意識醸成にも好影響だったと、嬉しいお言葉をいただけました。受講生の方々が本取り組みの目的を理解し、採用計画の達成のためにはという観点で研修・トレーニングに向き合った結果、素晴らしい成果に繋がりました。

まだまだ発展途上の新サービスである「エンSXセールスアナリティクス forリクルーター」。サービス向上のため、今後の期待についても伺いました。

久保山様「強いて挙げるとしたらですが、いずれはグレード制の導入や、認定証(研修期間終了時、エンSXの定める基準を満たした受講生のみに送られる証書)もレベル分けがあってもいいかなと思います。まずは一律で面接の型を学ぶ段階ですが、これだけで終わるのではなく、さらに上級編などがあると、持続的なスキル向上や成長に繋げられますね。」

と、本サービスの応用の未来についてもご助言をいただき、エンSXとしても新サービスの今後の展開に様々な可能性を感じるきっかけとなりました。

依然として企業を取り巻く採用市況の変化が著しいなか、どんな企業においても面接力向上の必要性は増してくるはず。本サービスが少しでも多くの企業の人材戦略の一助となることを願うとともに、株式会社エターナルホスピタリティグループ様のさらなる事業成長に向け、引き続き伴走支援してまいります。


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