■導入の背景|インバウンド中心の売上から脱却するための、チーム体制の変更
野村様が同社に参画されたのは、2023年4月のこと。売上の伸長、新規MRRの拡大をミッションとしてご入社されたのだそうですが、当時、事業としてはどのような状況にあったのでしょうか。
「それまでは、資料請求などのインバウンドの問い合わせ経由での商談から主に売上が構成されていました。逆に言うと、それ以外のアウトバウンド経由の商談があまりなかったんですね。そこで、自然流入以外からの案件を増やそうと、エンタープライズのチームをこの3人で立ち上げました。
エンタープライズで成果を出すために必要なことは2つあると考えていまして。1つは、“どのように案件を進めて受注につなげていくか”、もう1つは、そもそもで“どう案件を作っていくか”です。エンタープライズチームは立ち上げ期ですし、まずは後者がキーになる。どんなお客さんがいて、どんな課題をもっていて…など顧客解像度をあげるためにも、まずアポイントの創出が優先事項だと捉えていました。」(野村様)
野村様のご入社以前よりセールスとして従事していらっしゃった松本様、西川様もこう続きます。
「インバウンドで流入する商談は、温度感も高いですし、取りやすい。一定のノウハウも溜まっていましたが、過去リードの掘り起こしや、課題が明確化されていないお客様から安定的にご発注いただけるような体制が作れていなかった点が課題でした。」と松本様。
「同意見です。インバウンドが安定している印象がありましたが、事業としてはこの安定成長だけでは足りないので、次の手が必要だと感じていました。」(西川様)
「課題意識はあったので、自分たちでも手紙を送ってアウトバウンドをするという動きもやってはみたんですが、フィールドセールスが片手間のリソースでしかできていなくて、案件化にはつながらず、本腰を入れた取り組みはできていませんでしたね。」 (西川様)
では、事業として新規チャネルの確立が急務であったなか、どのようにして営業代行の利用を検討していったのでしょうか。
「まずはDIGGLEが相性のよさそうなリードソースを洗い出して、優先順位をつけてどんどん施策を実施していきました。顧問やVCからの紹介であったり、展示会などもそうですね。営業代行でのBDRについても有効な手法として、早い段階で利用しようと考えていました。」(野村様)